家族のかたち
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「桜。今日から3人で暮らすことになるんだよ」

 ──お父さんとお母さん、そして桜は、もう一緒の家族だからね。

 児童養護施設から自宅までの道のりを、3人で手をつないで歩いた。
 でたらめに絵の具で塗りつぶしたような水色の空に、カラスが羽ばたいてゆく。
 桜は戸惑ったような顔で、ぎこちなく手を握り、並木道を歩いた。

 高層マンションの8階まで昇るエレベーターの中でも、桜は口を閉ざしたままだった。歩いている途中も、言葉を発することもなかった。はっきりいえば、施設からここにやってくるまで、ずっと無口だった。
 綺麗に清掃された我が家にやってくると、桜は広々としたリビングの片隅で、まるで借りてきた猫のように静かだった。
 新しく家族になるということが、理解できないのだろう。
 正直にいって、私たちもその実感が曖昧で、ぼんやりとしていた。
 ただ目の前にあるのは、今まで妻と二人きりだった部屋に、新たに子どもがやってきた現実だった。

 ◆ ◆ ◆

 特別養子縁組。
 妻の早苗は元々子どもを授かれない体だった。
 職場結婚をして3年が経ち、私のほうから養子縁組の話を持ちかけたのがきっかけだった。
『子どもがいなくても貴方といられればそれで良い』
 早苗はそう言っていたが、スマホで子育てのことを調べていたり、テレビで育児の話題になると集中してみていたのを私は知っていた。
 血の繋がっていない子どもを育てていけるのか、我が子のように愛せるのか。いろんな葛藤があったが、二人でならやっていけると結論を出した。
 それから養子縁組の申請を出し、数年の審査を経て、こうして4歳を家に迎えた。
 育児能力を試される、いわゆる半年間の試用期間で里親として認められれば、晴れて桜は私たちの本当の家族になるのだ。

 次の日の朝、早くから身支度を済ませ、会社に行く準備をした。
 早苗は、家族3人で朝食を食べようと言ってきたが、あまり時間がなかった。腕時計とにらめっこをして、頭の中で細かなスケジュールを組み直し、渋々とテーブルの席に座った。
 クロワッサンに目玉焼き、サラダ、トマトが並べられた朝食。パンにかじりつきながら横目で観察していたが、桜は食事に一切手をつけていなかった。

 それからすし詰めの満員電車に乗って、出社。
 慣れた業務をこなし、今日は残業なしで帰宅することを第一目標とした。
 家に帰ってはやく4歳の娘の顔をみたい。玄関まで迎えてくれる我が子を抱きしめてあげたい。そんな期待を胸に膨らませながら、パソコンのキーボードを一心不乱に叩きつけた。だから帰りの満員電車もそれほど苦痛ではなかった。我が家で待っている家族がいる。それだけで浮かれている自分がいる。
 しかし、現実はそう甘くはなかった。
 自宅に戻ると、出迎えたのは早苗の姿。
 奥にみえるリビングで桜がぽつんと絨毯の上で体操座りをしていた。

「今日の桜の様子はどうだったんだ」
「ええ、まぁ、うん……」

 妻の曖昧な返事で、私は色々と察してしまった。
 桜はずっと物憂げな顔をしていた。そんな子どもだった。
 寿退社をし、専業主婦になった早苗は、今日一日ずっと桜の世話をしていたはずだった。
 早苗の話では、散歩にでかけようと呼びかけるも無視をされる。お昼ごはんもあまり食べない。夕方からはテレビも付けずにじっとベランダの外を見ているだけだったらしい。
 緊張と、不安と、戸惑い。たぶん桜にとって、複雑な感情が入り混じる日だったのだったのだろう。
 私としては出鼻をくじかれる結果となったが、初日はまあこんなもんだろうとポジティブに気持ちを切り替えて、ラップにかかった夕飯を済ませた。

 ◆ ◆ ◆

 桜が朝食に手をつけない日々が続いた。
 朝、起きるのを嫌がった。着替えをするのを首を振って拒んだ。パジャマのまま家でじっと過ごすことが多くなった。
 トイレにいくときも、一度こちらを振り向いて、無言で用を済ませに行く。
 まるで何かに怯えているかのように、生活しているようだった。
 ほとんど、桜とは会話という会話をしたことががない。

「あの子、わたしのことを避けているみたい。着替えを嫌がるときも、大声出すわけじゃなくて、無視をしているのよ」
「まあ新しい環境だから、慣れていないんだろう。きっと時間が解決してくれるさ」

 私はそう気軽に言ったが、早苗は娘との距離感に寂しさを感じているようで、それを深刻に受け止めていた。
 不安を抱えているのは早苗だけじゃない、桜も不安を感じている。実を言うと、私自身も今後の家族関係に不安を覚えている。

 養護施設で育てられている間、桜はどんな子どもだったのだろう。
 そんな疑問を持ち、その夜、1本の電話をかけた。
 職員の話によると、桜はイタズラがとにかく大好きで、少し飽きっぽい性格をしているという。
 元々よく喋る子どもだったが、実の母親と離れ離れになったことで、夜中に泣き散らすことも度々あったらしい。

 その日の仕事帰り、私は駅前の書店に立ち寄ると、数冊の絵本を購入した。
 桜にプレゼントするための絵本だった。少しでも娘との距離を縮めようと、読み聞かせてあげようと目論んだのだ。
 けれど桜は買ってきた絵本に興味を示さず、ただ無視を続けるようにテレビのアニメチャンネルを虚ろげにみつめていた。
 まるでこの家庭のすべてのモノに拒絶するかのような態度に、妻も私も困惑し続けていた。

 ◆ ◆ ◆

 次の日の夜も、仕事疲れで帰宅すると、桜がソファの上で眠っていた。

「どうして昼寝をさせなかったんだ」

 そう言うと、妻は私に向けて陰鬱気味に睨んだ。
 だけどその表情はすぐにおさまり、妻は呆れたようにこう言った。

「貴方が仕事に行っている間、桜が何をしていたのか知ってる?」

 妻が指差した方を振り向く。
 そこには壁一面がクレヨンで塗りつぶされている光景があった。
 赤色と、水色がぐちゃぐちゃに混じった子どもの落書きのように見えたが、そこには桜の心情が表れているように思えた。
 赤は怒りの感情。水色は悲しみ、涙の表現。少なくとも、私にはそう感じられた。

「本当なら叱ってやめさせなきゃいけない。でもね、桜は私たちの子じゃないの」
「その言い方はないだろう。桜はもう家族なんだ。しっかりと叱らないと」
「……わかってる! わたしだってそう思いたい。でも強く言えない自分がいて、弱い自分にガッカリしてるの」

 最近、少し鬱気味かもしれない、と早苗はぼそりとつぶやいた。

 早苗は、お腹を痛めて産んだわけでもなければ、子育ての経験もない。
 日々のプレッシャーに押しつぶされそうで、きっとギリギリとところで耐えているのだろうとおもった。
 このままではいけない。そう考えた私は、後日会社を休む連絡をした。

 ◆ ◆ ◆

 家族3人で向かった場所は児童相談所。
 桜を職員に世話をしてもらっている間、私たち夫婦は別の喫茶店へ向かった。
 既にテーブルを挟んで座っていたのは、桜を産んだ、実の母親だった。

 自分の娘を捨てた親の顔が見てみたいというのが正直な気持ちだったが、我が子を手放した原因を聞きたいというのが表向きの理由だった。

「お世話になってます……。本当に、すみません、すみません。……すみません」

 すぐに立ち上がった彼女は何度も頭を下げ、テーブルに涙がぽたぽたと落ちた。
 私はすぐに、「落ち着いて下さい。ゆっくり話をしましょう」と言ったが、彼女はまともに話をできる状態ではなかった。

 断片的な言葉を拾い上げながら、私なりに話をまとめてみた。
 彼女は何度も不倫を繰り返し、離婚。その後も何人かの男性と交際を繰り返し、娘は家で一人でいることが非常に多かったという。
 ある日、留守番中の桜がボヤ騒ぎを起こし、警察と消防、児童相談所が出動。ボヤ騒ぎの原因は食事がまともに与えられなかったことから、自分でご飯を作ろうと火元をいじったのが原因。
 過去の経歴で娘に対してネグレクトをしていると判断し、娘と実母を隔離。その後、過去に何度が手をあげていたことも発覚し、家庭裁判所が親権剥奪を決定した。

 親が子どもに手をあげることなんてよくある話だ。
 けれど、彼女は弱い母親だった。

「私には母親になる資格なんてなかった。今でも自分を責め続けてます。願えるなら、娘を取り戻すことができるなら、パートでも何でもして、娘とまともな生活をやり直したい。立ち直りたい」

 顔をぐしゃぐしゃに泣いて懇願する彼女をみて、妻の早苗も、顔を覆って目を腫らしながら泣いていた。

 ◆ ◆ ◆

 夜、自宅に戻って、桜を寝かせた。

「……最近、母親としての自信をほとんどなくしてる」

 辺りの照明を消して、ダイニングで2人、酒をあおっていた。
 早苗はワイングラスの中身を揺らしながら、虚ろげな目をしていた。

「正直、あの時のお母さんの気持ちを思うと、辛くて逃げ帰りたくなったわ」

 早苗の話では、頑張って作った料理も、桜の手で皿ごと床にぶちまけられるという。
 コップで水を汲んで床を水浸しにすると、同じように繰り返して水たまりをいくつも作るという。

「わたしは1日中、桜の世話をしてる」
「うん」
「貴方は仕事ばかりで家のことなんて何も知らないでしょ?」
「……」
「桜がなにを考えているのか、全然わからないの」
「……」
「……わたしたち、本当に家族になれるのかな?」

 心のどこかで、カウントダウンの表示が減り続けているような、そんな感じがした。

 ◆ ◆ ◆

 週末の朝、早苗と桜は2人でショッピングモールに出かけていった。
 遅くに起床した私は、テーブルに置かれている手紙に目をやった。
 大きめの便箋で、中には手紙と書類が入っているようだった。
 不意に、辺りの雰囲気が暗く沈んでいくのを感じた。

『子どもを授かることができないと知った私に、子どもを産まない生き方にどれだけ勇気を必要としたのか解って欲しい。』
『あなたは私に、こう言ったのを憶えています。出産ができなくても、養子ならダメかな? とても心強かった。私はとても勇気付けられた。ありがとう。』
『けれど、私たちに家庭を築くことは、できない。桜は、実のお母さんと暮らすのが一番だと思います。今まで育児をしてみて、そう、はっきりとわかりました。本当にごめんなさい。』

 そして、便箋の中に、1枚の離婚届が折りたたんで挟まっていた。

 ◆ ◆ ◆

 少年だった頃の私は、大人になれば何でもできると思っていた馬鹿なやつだった。

 子どもだったボク。
 努力して「大人」になった。
 そして「親」になった。

 家族というのは、難しい。

 私は思い上がっていたのかもしれない。
 子どもが欲しいと渇望しながらも、父親になったことで優越感に浸っていたのだ。それは大きな間違いだった。
 結局のところ、私は、桜のことを何もしらなかったのだ。
 ただ、可哀想な境遇にあるという理由だけで、誰でも手をあげて立候補すれば親になれるわけじゃなかった。

 家族解散の日が、近いのかもしれない。
 だけど──その前に──。

 ◆ ◆ ◆

 3人で散歩をしようと提案したのは私だった。
 タイムリミットの時が、近かった。

 桜並木の続く坂道で、親子3人で手をつないで歩いていた。
 アスファルトに落ちた花びらの絨毯を踏みしめながら、色んな思いをはせていた。

 重くならないように言った上辺だけの言葉だけじゃ、桜には何も伝わらないのだろう。
 だから、最後くらいは、自分の、私自信の本音を伝えると決めた。

「桜……お父さんと、お母さんはね、ずっと子どもが欲しかったんだ。でも、お母さんは、子どもを産めない体だった。だから桜をうちに引き取ったんだ」

 4歳児の女の子に、この想いが伝わるかどうかはわからない。
 けれど最後くらいは、言わせて欲しかった。うまく伝わらなくてもいい。
 ゆっくりと喋った。

「変わるのは怖い。でも、拒まれるのはもっと怖い。だから桜は、叫びたい言葉をずっと探しているんじゃないかな」

 この子が大人になったとき、少しでも思い出してくれれば。

「……向き合えなくて、本当にごめんな」

 そっと、頭をなでてあげた。
 壊れないように、優しく。

 桜は、きょとんとした顔で、じっと私の目をみつめていた。


 早苗は、後に続くように本音をつぶやきはじめた。

「桜……ほんとうにごめんなさい。わたしはあなたの本当のお母さんじゃない」

 早苗が桜の手をぎゅっと握るのがなんとなくわかった。

「ほんとはね、桜のことが……怖かったの。自分のお腹から産まれていない子を、どう育てていけばいいのかわからなくて、怖かった」

 早苗は既に目を赤くして腫らしていた。

「こんなどうしようもないお母さんで、本当にごめんなさい」

 私は真上を見上げた。
 涙が出そうになるほど青空で、それは春を迎えたことを告げる澄んだ群青だった。

「お父さんとお母さんは、桜と離れ離れになっても、ずっと桜のことを愛しているからね」

 それだけは、覚えておいてほしい──。

 ◆ ◆ ◆

 自宅に戻った後、早苗は夕飯の支度に忙しそうにしている。
 私は、テーブルに置かれた離婚届けを虚ろげに眺めている。

 桜は──
 桜は、テレビの電源を切った。


「……ぱぱ」

 とても、か細い声がした。

 私たちは、振り向いた。
 桜は、こちらを向いて立ち尽くしている。

「……まま」

 早苗はコンロの火を止め、桜に近寄っていく。

「ぱぱ」

「うん」

「まま」

「うん」

 きっと、この瞬間は。
 一生分の幸せだ。

「……ぱぱ、まま?」
「うん」

 桜は、無表情のまま涙を流した。
 一筋となって頬を伝い、フローリングに弾けた。

「ぱぱ、まま?」
「……うん」

 お互いに、目を真っ赤にさせて、涙を流している。

「ぱぱ……」
「まま……」


 私たちは、とっさに桜のことを抱きしめた。
 抱きしめ合った。

「パパ……ママ……っ!!」

 桜は発作を起こしたかのように泣き叫んだ。
 気がつけば、自分も涙している。

 途方もなく長い間、溶けなかった氷が、少しずつ溶かされていく。
 暗くて重くて苦しくて不愉快な何かが、そっと遠くへ消えていく。
 固く縛られていたものが解かれていく。
 今まで抑えていた重しが失せ、全ての感情が解放される。

 完全に体の力が抜ける。

 私たちは、桜のことを抱きしめていた。
 強く、強く、抱きしめ続けた。


「パパ……ママ……」


 笑っていたのかもしれない。
 怒っていたのかもしれない。
 悲しんでいたのかもしれない。
 喜んでいたのかもしれない。
 感謝していたのかもしれない。

 その日、生まれて初めて、心の底から泣いた。
中村ケンイチ 
http://twitter.com/tordepas
2020年04月18日(土)06時44分 公開
■この作品の著作権は中村ケンイチさんにあります。無断転載は禁止です。

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感想いただけたら嬉しいです。


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2020年07月02日(木)17時33分 白雪  +50点
 洗練された文章でした。無駄な部分が一つもありません。
 描写も必要最低限で、かといってなにもないわけではなく、印象に残る人物の描写もありました。また、『ただ泣いた』でも長々と言葉を連ねるわけでもなく、短くまとめて一文にしていて、ここが本当にいい描写だと感じました。
 最初に思ったのは、存外抑えて書いてあるんだな、でした。本作の内容も少し暗さがあって、だんだんと悪い方向へ落ちていく怖さがありました。
 その分、クライマックスが映えていました。畳み掛けるような感情描写の波が、地の文に感情が宿ったかのようでした。
 実際にそのようなことが書かれていて、意図してやっているのだとしたら、すごいなと感じました。
 リアルと感じました。
 ラストのための前半・中盤だったのだと思うと同時に、その部分なくて、感動もなかったはずです。
 いい話でした。ハッピーエンドでよかったです。 

pass
2020年04月26日(日)10時09分 ワタリヅキ  +10点
初めまして、ワタリヅキです。
作品読ませていただきました。
場面の見せ方や描き方がものすごく上手なので、読んでいる人はほぼすべての人が感動するでしょう。
この筆力は素晴らしいものがあると思います。

しかし、冷静になってこの物語を読んでみると、実はこのお話、ものすごく冷たい男のお話です。
言い方を悪くすれば、完全に『男の自己満足』の物語になってしまっています。
彼は子供のできない妻の『ために』養子縁組を提案した。
奥さんは子供はできなくてもあなたと暮らせればいいと言っていたのに。ここでも彼の自己満足で、子育てに興味のある『妻の為に』という大義名分を出した。
奥さんは自分の子供でない子を育てるというのは、いわゆる普通の子育てと全く性質の異なるものであるということを、初めから理解していたはず。
しかし、主人公はそれを理解できない。
だから、桜ちゃんがいたずらをしたのに叱れなかった妻に対して、
>>「その言い方はないだろう。桜はもう家族なんだ。しっかりと叱らないと」
と、怒ってしまう。

一番泣けたのは、
>>「わたしは1日中、桜の世話をしてる」
 「うん」
 「貴方は仕事ばかりで家のことなんて何も知らないでしょ?」
 「……」
ここのくだりです。彼女の気持ちを思うととても悲しい気持ちになります。

残念なのが、この、主人公が【変わる】最大のチャンスであったこのきっかけを、うまく生かし切れていなかったところです。
この後、彼は確かにそれまでとは考え方を変えています。
しかし、それは行動には表れていません。
この物語においては、それが【行動】に現れる事が重要であると思います。
そして、その【行動】に気付いた奥さんと桜ちゃんが、心が変わり一つの家族になっていく。
例えばですが、ある日突然桜ちゃんが姿を消してしまう。
奥さんが大事な仕事中の主人公に電話で伝えると、主人公が仕事を放り出して必死になって探す、というようなくだりがあっても良いかもしれません。
家出をして本当のお母さんのところへ行こうとした桜ちゃんも、懸命に自分を探して、ようやく見つけたときには涙を流して喜ぶ主人公の姿に心を変えていく。
そのあとで、
>>「……向き合えなくて、本当にごめんな」
という最後のくだりに入っていく方がよかったかもしれません。

長々と書いてしまいましたが、
現状でもぱっと読む限りは感動的なお話になっています。
それは間違いなく中村ケンイチさんの筆力があるからです。
今後の作品も楽しみにしています。
15

pass
2020年04月26日(日)02時50分 神原  +10点
こんにちは、拝読しました。

≫「……向き合えなくて、本当にごめんな」≪

と最後の方で主人公が言っていますが、本当に主人公はほとんど桜ちゃんと向き合ってません。がんばっていたのは奥さんの方だけでした。

初日は急いで会社に向かおうとしていますし、他の日もほとんど<こうだったらいいな>とか他の人の話を聞いているだけ、自分で何かをしようとはしていません。

物語りを通して思ったのは、桜ちゃんに主人公が受け入れられたのが不思議だという事。

感動的な物語にしたいのであれば、もう少し主人公にも桜ちゃんに受け入れられる努力をするべきではないでしょうか?

以上から私は少し良かったです。を置いていきたいかなと思います。これからもがんばってください。
12

pass
2020年04月19日(日)09時20分 海山三川  +40点
どういう人が50点を付けたのか?
そして50点が付く作品というのはどういうものなのか?
それを知りたくて読んでみました。
ドリームさんの感想とほとんど一緒です。
離婚届を置いて行った、という早苗の気持ちは理解できなかったのですが、その後、桜の気持ちを開かせることに成功した場面は素晴らしかったです。
18

pass
2020年04月18日(土)16時04分 中村ケンイチ  作者レス
ドリーム様

感想ありがとうございます。この作品に込められた想いを汲んで頂き感謝します。
最後のシーンは実話で、知り合いが体験したものを聞かされました。それがアイディアとなって今に至ります。ご拝読、ありがとうございました。

pass
2020年04月18日(土)10時38分 ドリーム  +50点
最初から引き込まれて行きました。
「桜。今日から3人で暮らすことになるんだよ」
この最初の一行で状況が読み取れました。

子供の出来ない妻に可哀そうだが自分も寂しく苦して養子でも子供が居れば
家庭も変わるだろう。その目論みも桜が妻にも私にも家にもなじまない葛藤
読者とすれば一体この家族はどんな結末を迎えるだろうと興味がひかれるでしょう。
やがては妻の方が先に壊れかけ離婚届まで用意、家庭崩壊の危機。

よく分かりませんが児童養護施設って実の母親と面会できるのでしょうか?
ともあれ桜の生い立ち、どんな環境で育ったか二人は一生懸命に桜の心を掴むことに務めた。
最後の手段として三人は散歩に出かけた。
ここで二人は桜に本音を語りかける、これでも心を開いてくれななら本当の家族崩壊。
この切羽詰まった詰まった思いが桜に届いたのでしょう。
最後はハッピーエンド、思わず私はそうこなくては思いました。
お見事です。私は最高点を差し上げたいと思います。



12

pass
合計 5人 160点


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