マッスルメモリー
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 ざあざあと雨が降っている。

 川は氾濫していて、霧が出ている。

 そんな中、一人の男が暗闇の森の中から、長ズボンに上半身裸で歩き出した。

 遠くから見ても筋骨隆々な体だ。

 近くで見ると、細かい筋肉も発達しているのがわかる。

 健康的なその体は、生命力を感じさせ、波打っている。

 全身がバネのようなのか、男が黙々とトレーニングしているだけなのに、驚くほど躍動感がある。

 そこへ車が通った。

 女性の声だ。どうやら一人ではないらしい。現に、車から三人の女が出てきた。

 二人は完全に美女で、三人目は美女というより、美少女という感じだった。

 女たちは男の肉体を見た。

「なんで裸なの? あの人……」

「こんなに雨なのにね〜」

「風邪ひかないのかな〜」

「馬鹿は風邪ひかないって言うよね〜」

 女たちは男の前を通り過ぎて行った。

 男は、しかし表情一つ変えることなく、トレーニングに夢中だった。

 突如、男の背後に、得体の知れない存在が降臨した。

 男はハッとなって振り向いた。

 そこには筋肉神がいた。

 でかあい、説明不要! 彼こそ、筋肉の中の筋肉、筋肉神だ。

「あなたは?! どうやってそこまで鍛え……」「言葉は無粋、押しとおれ」「はい……」

「ここにさっき、女が通ったろう?」

「はい。通りました」

「何故筋肉を見せつけなかった?」

「トレーニングに没頭してまして……」

「何のための筋肉だ? 何のための誉れだ?」

「はい……」

「もう一度、己の筋肉と会話するといい。その大胸筋に聞けよ、聞けばわかるさ。ついてこい!」

「?」

「今から巨大超地球外生命体と闘うんだ、そんな装備で大丈夫か??」





「ハイっ!!!!」

カメレオン 

2023年06月04日(日)17時08分 公開
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2023年06月13日(火)08時22分 カメレオン  作者レス
にんにくさん、こんにちは
全体的に説明が不足しているように思われたとのことで、精進します。感想ありがたいです。
短いですが、では

pass
2023年06月10日(土)06時33分 にんにく  0点
こんにちは。
最初の雰囲気は面白かったのですが、物語としてはよく分かりませんでした。
雨の中のトレーニングはギャグの雰囲気で良かったのですが、筋肉神と巨大地球外生命体が唐突過ぎて理解が出来ませんでした。
美女は車から降りて雨の中どこへ、何をしていたのでしょうか?
全体的に世界観も含めて説明が不足しているように自分には感じました。
お互い頑張りましょう。

にんにくでした。
26

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