君の愛は重たすぎる!!! |
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私の名前は栗花落 愛羅。恋愛学園に入学してもう一ヶ月。私は父上の言う通りに動かないと行けないのでこのイケメンで頭良くてスポーツ万能の永野 流星と言う人と付き合わないといけないことになった。これは許嫁とも言うのかな?そこら辺は置いといて...この人どうも気に食わない。 だって帰る前に一言「俺の家とお前の家は関わりたくても関われない関係なんだよ。」なんて言われちゃって父上にどう説明すればいいのか。まず永野くんと一番に関わる私自身がどうすればいいのかわからないのにこの状況を説明するなんて...無理〜〜〜!?!?!? ...ピーピーピー...は!? なんだ。今さっきのは夢か。じゃあ永野くんに言われたあの言葉!もしかしたら夢かも! 私は嬉しさがすごかった。何しろ父上と喋らなくてすむからだ。 父上について説明してなかったね。 父上は代々続く立派な栗花落家を継いでいてプラスα、会社の社長もやっている。でも会社の内容は教えてもらえない。私は女だから。 父上は性別にはとことん気にして色々言ってくる。私はそんな昭和の考え方の父上が好きではなかった。昔は「父様〜大好き!」見ないなことしてたらしいけどもうあんな父上は嫌と思う。 父上が変わったのは私は小学4年生になった頃かな。その時に父上は愛人を持った。 その時私を産んでくれた母上は動揺を隠せなくて慰めたのを覚えている。父上は最低の人間だ。その後も愛人と仲良くしていて私達を一度捨てた。でもその1ヶ月後父上は帰ってきた。その愛人にも彼氏がいて、その人と結婚をするらしい。その後からは私達の関係は修復できなかった。 でも家を出たりしない。なぜって?だって家の周り。そこらの土地は父上の会社で取り締めているからだ。個人情報まで用意しようとしたら見れる。すぐに見つかってしまう。 なので私は家から通える距離で一番遠い恋愛学園に入学した。そして色々な人と交流してそこから結婚相手を見つけることになった。父上から見ると会社の跡継ぎを探しているのと同じだった。 「やば!?もうこんな時間!」 急がないと!すぐに荷物を持って外に行った。外に行ったら車があるからそれに乗り私は永野くんの家に向かった。 永野くんの家はモダンな感じで私の家とは雰囲気が違う感じだった。チャイムを鳴らすと完璧な姿の永野くんが出てきた。 「栗花落遅いぞ。ふぁ〜。」 「いやいやいや。永野くんだってあくびしとるやん!」 「あくびと遅れは違う!」 少しプンプン気味の永野くんを連れ学校に向かった。 学校ではでかい車で行っているといろいろな人の注目を集めてしまうので学校の近くのところでおろしてもらいそこからは永野くんと歩いて向かう。 この何気ない会話が意外と好きなので私は永野くんのことは嫌いにはならない。 でも意味わからないことを色々言ってくるので私は「?」を浮かべながらいつも話している。 今日の話題は朝やっていた遠足についてだ。 小学生がキャンプや〇〇県に行き遠足をしていたのだ。私達は1年だからまぁ馴染みのある林間学校あたりで仲を深めたいなと思う。林間学校は家族に合わずに済むから楽しみ! 誰とどんなチームがいいか私は仲の良い友達のことについて自慢気に話していたら永野くんはまたあくびをするのだ。 「永野くん!なぜ私が話をしているのにあくびをするのんですか!?普通隠れながらやりませんか!?マナーですよ!マナー。」 は〜いと気軽に返事をした。学校が近くなったので私と永野くんは急いで向かうことにした。 学校につくと仲の良い友だちの一人。内海奈々ちゃんとお話をしていた。それは林間学校のグループの話だ。 林間学校の中ではグループを作って周ったりする。男子3人に女子3人だ。 もちろん私は奈々ちゃんと同じグループがいいなと思ってる。奈々ちゃんもそのつもりだった。 「愛羅ちゃん〜一時間目林間学校のグループ決めだって〜。ねぇねぇ誰かとグループになる約束してなかったら一緒にならない?」 奈々ちゃんは可愛い女の子。こうやって甘えるのがすごく可愛い。女の子の中だったら一番の私の大好きな子。この子は私の家族関係から恋愛関係まで全て知りつくしてるスペシャリスト! もちろん。今の付き合ってる永野くんのことも知っている。 「いいよ!グループ一緒になりたかった!」 「良かった!じゃあ永野も入れる?w」 これはいつも永野くんをどこかに入れてくるジョーク!奈々ちゃんは面白さもあるから可愛い! 永野って呼び捨てしてるけど奈々ちゃんは永野くんと幼稚園から同じ幼馴染ってやつ。歪な関係ってことでは無いから安心して!!! 「父上が永野くんを入れないと林間学校に行かせてくれないと思う。」 「OK!じゃあ誘ってくるね!」 今から!?と言おうとしたときにはもう聞いていた。 「カクカクシカシカ何だけどグループ一緒になろうよ!ていうか強制グループw」 「了解。そんなことだと思ってた。栗花落の家の状態は知ってるし。まぁ西野も入れてくれればいいいよ。」 「よろっす!はつめまして!栗花落さん!」 は...はつめまして!?間違えて言ってる!? 「はじめまして...はつめましてって間違えてますよ!」 一同が爆笑をした。 「はつめましては間違えじゃなくてジョークぅ〜w」 はぇ!?ジョーク!?このクラスはみんなジョークていうかお笑い?が好きらしい! 西野くんっていうのは西野清くん。おふざけキャラ!一緒にいて楽しいって言ってる人がいっぱいいるから楽しそう! ーティーコーンカーコーンー 「席に着くように。転校生を紹介する。入りなさい。」 「はじめまして。西園寺ゆなです。」 めちゃくちゃキレイな人〜足細いな〜 ボソ。あれ?永野くんなんか言ってる? 「永野くんどうしたの?」 「西園寺ってどこかで聞いたことあるような...まぁそんなことないか。」 「西園寺さんは後ろの開いてる席に座りなさい。永野と栗花落と内海と西野は自己紹介しなさい。」 はいと返事をした西園寺という方は私達の後ろの席に座った。 「ねぇねぇ。永野と内海って永野くんと内海さん?覚えてる?私。西園寺。永野くん久しぶり!私彼女だったし覚えてるよね。」 永野と内海と西野は絶句してる。 ...はへぇ?ナニヲイッテル。私が今の彼女なのに西園寺って子何様!?!?!? |
ぱろん WFZAlg25Ao 2023年02月04日(土)15時12分 公開 ■この作品の著作権はぱろんさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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