お楽しみはケーキの上で
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僕はケーキが好きだ。特にチョコケーキが好きとかショートケーキが好きとかそういう限る感じではなく、ジャンルに限らず全部好きだ。いつだって泣いてる時も落ち込んでいる時も、ケーキを食べれば忽ち笑顔になる。そんな人間だった。
ある日、僕は不思議なケーキ屋を見つけた。今日はちょっと違うところを歩いていたため、いつもと景色が違うのは当然なのだが、どうしても目に止まってしまったのだ。僕はそのケーキ屋のドアを開けた。
そこはさっきまでの世界と遮断されたかの様な空間だった。壁には沢山の何かが飾り付けられており、床には沢山の何かが散りばめられている。ユメかゲンジツか分からない有耶無耶な世界。
奥の扉から1cm程の踊り子と小学生ぐらいの少女が出てきた。少女はこう言った。
「幸せな世界の住人さん。貴方は選ばれました。ここはケーキの楽園。1つケーキを食べればタチマチシアワセ…」
彼女はそう歌って倒れ、踊り子も崩れ去り、周りのポップな空気が一気に不気味な空間へと変化した。
狂気の集合体みたいな不気味さを感じ、逃げ帰ろうとすると、1つのケーキが落ちてきた。ホールケーキだった。丁寧にフォークと紅茶まで付いている。
「1つのケーキを食べればたちまち幸せ…」
不気味なコーラスが響く中、僕はフォークでケーキを口に運び、入れた。
「ヒトツノケーキヲタベレバタチマチシアワセ…rhふ4びねdhrfcじぇいbwfc」
とりまユッケ 

2023年01月02日(月)20時07分 公開
■この作品の著作権はとりまユッケさんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
ガッツリノベル道場で失敗したので、鍛錬投稿室で再投稿しました。批評大歓迎。


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2023年01月03日(火)09時55分 はわい  0点
悪夢の世界に迷い込んで最後はケーキで気が狂って自分もその悪夢の一部になったみたいな感じでしょうか。
壁にはたくさんの何かが飾りつけられており、床には沢山の何かが散りばめられての部分の表現が曖昧すぎてイメージが全く湧かなかったので、具体的な描写を書いた方が不思議感が増す様に個人的には感じました。
逃げ出そうとしていたのに最後ケーキを食べてしまったのは何故なのだろうかと疑問に思いました。
食べたくないのに何かに引き寄せられる様な感覚なのでしょうか。そういう気持ちで読んだからなのか不思議感やホラー感は少ししか感じられませんでした。


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