仮定Z’’’’’世界の日常物語
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突如来る理解し得ない事態は私達を変わらない日常へと私を染め上げる。

 目を開けると薄暗がりの天井が見える。寝る前と比べて明るくなっていることからちょうど明け方なのだろう。床に散らばった沢山の紙を足で踏みつけて制服をハンガーからとった。制服を着がえ終えると玄関にある火縄銃をもって学校へ登校した。
 ドアを開けると、そこにはたくさんの腐人(クサリビト)が徘徊していた。弓馬は火縄銃を抱えながら腐人をうまくよけながら登校しなければならない。でなければ俺たちに明日を迎えることはない。俺の知り合いの幼馴染も登校中転んでしまい腐人の餌食になったとか・・・。
 そうこうしているうちに学校に近づいてきた。すると俺の目の前に衝撃的な瞬間が映し出された。そこには普段ここらの地域では現れることのない異形型の腐人が校門に立ち尽くしていた。普段いる腐人は動きも遅く臭いもきつく逃げやすい。そのかわり五感がとてつもなく鋭い。しかし、異形型はその五感の代わりにどこかが特出している。だからこそ、異形型から逃げるにはいくつか方法がある。
1つ、見た目でおおかた何が得意か見極める。
 見たところやつは腕、胸あたりの肉つきがいい。つまりパワー型という奴だろう。
2つ、人間に対する反応
 あの腐人は人間でも気づく範囲の足音にもピクリとも反応しなかった。要するに、肉体が究極であるかわり知能および五感が圧倒的に鈍いのだろう。
 このことから近づかず隠しゲートを通って登校するのが得策だろう。久馬はそう判断すると隠しゲートのほうへ向かった。


学校につくといつものように生徒たちが今日死ぬやつが何人いるか賭けている。しょうもないと思いながらまだ来てない奴がいるか確認する。そんなことしていると、目の淵に大きなくまのある先生が入ってきてこう告げる。
「きのう西野と神崎が帰宅中異形型の腐人に襲われて死亡した。そして今日は北原と天野、中野が来ていない。確認はまだだがたぶん死んでいる。」
いつもの何気ない通告だ。すると先生は、
「これで1、2組で併合したクラスがもう9人になってしまった。最初は16人も在籍していたのにな・・。」といいホームルームの締めもないまま先生は教室を去った。
先生がいなくなると生徒は今日校門にいた異形型の話でもちきりだった。中にはその異形型に気づかれるまで近づいた猛者までいた。そんな話を和気あいあいと談笑していると廊下のほうからざわめきが聞こえてきた。ざわめきにつられその方へいくと担任が男子トイレで首を吊って死んでいた。すると下から嗅いだことのある刺激臭が流れてきた一人の男子が見に行くと小声で「来い。」といった。俺たちはそっと向かうと下駄箱に校門に立っていた異形型の腐人が立ってこちらを見つめていた。
kaworu2世 

2023年01月01日(日)05時21分 公開
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■作者からのメッセージ
簡単にいうとゾンビのいる世界の日常です。うまく文字を起こせていない面もあると思いますのでご指摘お願いします。


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2023年01月01日(日)10時13分 はわい  0点
今日は。
物語の導入で終わったと感じました。
短編や長編向きの作品だと思いました。
引っかかった部分としては、人がバンバン死んでいるのに果たして学校に行くだろうか。という点です。
自分だったらわざわざ殺される可能性が高い為家を出ないだろうな思いました。

14

pass
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