ミライノノラ
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 ■■■Good Morning NoRa 7:45 ■■■

「いや、ひっでぇ話なんだけどさ」

 私は生まれつき機械アレルギーだった。
 そのアレルギーっぷりは半端じゃなく、仮想空間へのアクセス適合手術は受けても拒絶反応で失敗するわ、アクセス端末腕につけたら赤く腫れあがるわ、まぁとにかく、私は機械というものに触れられない体質だった。
 いやそのせいで、めっちゃいじめられたわ。泣くわー。
 世界って言うのはまぁなんていうか、ずるい。そういう少数は経済的に困窮でもしてない限り手を差し伸べる格好だけして助けちゃくれない。ひっでぇわまったく。
 確かに死に直結するものは撲滅しようとする動きもあるのだけど、触んなきゃ生きていけるんでしょ? 我慢しろよ。が、私に叩きつけられたアンサーだった。いや、マジよマジ。
 まぁつまり私は切り捨てられた側の人間ってーわけよ。

『ノラ、食事の時間だ』
「今日こそいいの出して?」
『いつものだ』
「……えぇ」

 東京ドーム何個分かもわからないただっぴろい空間に、ポツンと一つ、青白く光る液体が入ったカプセルがある。その中には一人の男性が眠るように佇んでおり、そのカプセルの下から機械的な音声が響いた。
 パシュッと音がして、カプセルの下からパンと牛乳、それと袋に入った葉物野菜が登場。私のいつもの朝ごはん。そいつを口にしながら私は思考を続ける。
 むっしゃりむしゃり、味、一緒。いつも通りが過ぎる。マジ栄養食みたいだ。
 さて、どこまで思考したか。そうそう、私が少数派で切り捨てられた話だ。
 切り捨てられたというのは、放置されたという話ではない。本当に捨てられたと言っても過言ではない。人類からすれば切り捨てざるを得なかったのかもしれないけど。意図はどうあれ私は全体の大多数からはじき出された。
 具体的にどう弾いだされたかというと、もう今が何年かは私にはわかんないけど、人類の歴史の中の一日で、人類は機械アレルギーたる私を放置して全員仮想空間に飛び込んだ。世界規模のプロジェクト。名前は確か――――。

「ヴァンガード・オブ・プラネット。地球完全再生」

 なんかカッチョイイ名前が付いている。第一印象はそれで、次の感想は、あ、これ私ヤバい奴じゃん。だった。
 この地球再生は、文明が発達しすぎた地球を自然に返そう……還そう? というものだ。そのために人類のすべてを地中に眠らせ、意識をすべて仮想空間にダイブ。人間は地球が再生するまでの間、仮想空間内に作られたもう一つの地球で日常を過ごすという事だ。
 まぁ、お分かりの通りだが、そんなものを接続した日にはわたしはアレルギーで天国へダイブをすることになる。手術には失敗してるんでそもそもやれないではあるが。
 ま、ともあれ私はそれに参加することはなかった。みんなはどっか行った。私は取り残されてここにいる。
 むしゃむしゃごっくん。

「ごちそうさまでした。んじゃ、いってくるねー」
『いってらっしゃい、がんばって』
「はいはい」

 私は学校指定のセーラー服に着替えると、鞄に教科書を詰め込んだ。
 ただっぴろい空間を後にし、長い長い階段を通って光の差す方へ歩き続ける。や、天国じゃないよ。只の地上の光だ。
 で、だ。
 みんながあのただっぴろい空間で今なお仮想空間で暮らしている。母も妹もみんな向こうだ。寂しい気持ちはある。というかそれしかない。だからと言って絶望するほど私は暇ではなかった。
 なぜなら。
 光の頂上へたどり着く。新渋谷第三地下鉄駅の出口。すぅと吸い込んだその空気は、私が絶望しかけたその意志を、あっけなく吹き飛ばした。
 幼い頃にあった当たり前の灰空は、惑星を見通せるほどに透き通り、星々のきらめきが日のある中輝いてる。
 流れる雲、その下は埃一つない雨が降り注ぎ、幾重にも虹を引き連れてさわやかな風に押し流されていく。
 堅牢であった地面、建物、そんなものなど壊せとばかりに叫んで伸びる緑の木々、草花。露に濡れて鮮やかに彩る。ネオンの光なんかない。上天に輝くのはたった一つの太陽。
 わかるだろうか、わかってもらえるだろうか。
 見慣れた光景はもうない。見慣れるほど当たり前の光景は、一秒一瞬で動き、変化し、切り替わっていく。人によって制御された動きはもうここにはない。
 一変した、激変した。全部ひっくり返って嫌なものは全部ゴミ箱ってやつだ! 
 いじめの陰湿な空気なんてない! お父さんがいないからって指をさしてくる子もいない! 最高だ! こんなの私にとって最高じゃないか! だって世界が奇麗なんだもん! こんな世界をほおっておいて、人類よ、みんなどこへ行く! 
 家に帰れぬ者を野良と呼んだ。この地球において仮想空間にダイブできない私をノラと呼んだ。でも私はおもう。この姿こそ、本当の地球こそ、本当の家なのだと。
 だとするならば、今ノラと呼ばれるべきは、私でないのだと。
 だからこそ私はこの瞬間を謳歌する! 

「おっと、やっべ、遅刻しちゃうぜ」

 さて、学校へ行かねば。
 とりあえずは引きこもっていた私を取り戻す為に、私は私の時間を過ごす為に。
 私はたった一人で生きるマジで可愛い女子高生。今日も元気だ。


 ■■■[] ■■■
 ■■■[Project_Nora] ■■■
 ■■■パスワードを入力してください ■■■
 ■■■[To My Beloved Daughter] ■■■
 ■■■解析……[26%] ■■■
 ■■■解析……[65%] ■■■
 ■■■解析……[91%] ■■■
 ■■■解析……[完了] ■■■
 ■■■閲覧者のアクセス権限を確認しました ■■■
 ■■■データ、ログ解除 ■■■
 ■■■作成者・プロジェクト全責任者・里山ナオト ■■■

 ノラ・プロジェクト。
 地球再生において、地表表面への自然状態復帰%を測り、人類を仮想空間から目覚めさせることは人類において絶対的必要条件である。
 しかし、自然の時間加速的成長装置を用いた場合、計測機器等はその耐久性よりも強い植物等に破壊され、計測不可能になる可能性が98%と算出された。
 その場合、人類が仮想空間から目覚める為の基準がなくなり、目が覚めなくなってしまう。
 これを考慮し、観測者を任命する。
 人類の数%を対象に、意図的な仮想空間アクセス障害を発生させ、世界同時仮想空間へのダイブを阻害手術を実施。さらに視覚情報を集積ネットワークへアクセスさせる。
 その後、地表に残った者の視野より情報を集積、自然の状態復帰を観測する観測者として役割を設けることにする。
 観測者を、Nature Observe Record Age――――ノラと呼称
 ノラの生命維持には数%の人間を半睡眠状態、(仮想空間へのダイブはせず意識は残す)とし、補助を行うこととする。

 ノラ対象者:里山ヒナハ
 生命補助者:里山ナオト

 ■■■ログ・エンド ■■■
藍色折紙 

2021年04月22日(木)21時55分 公開
■この作品の著作権は藍色折紙さんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
藍色折紙といいます。
夜にふと思いついたので、そのまま30分でいきおいのまま書きました。
至らぬ点しかありませぬが、どうぞ読んでくれたら幸いです


この作品の感想をお寄せください。

2021年05月07日(金)03時06分 BB  0点
拝読しました。
私の解釈が間違っているかもしれませんが。

ノラって、ノラ・プロジェクトを遂行してませんよね?

彼女がプロジェクトの意図を理解しているかどうかは不明ですが、仮に理解していたとしても

「そんなの関係ねぇ! 私を捨てて仮想空間に逃げ込んだ奴らのことなんて知ったこっちゃねぇ!」

ということで、すでに自然が復帰しているにもかかわらず報告せずに、ただ独りでこの世界を謳歌している話だと解釈しました。

なので学校に行くのも任務ではなく、イジメられ不登校になっていた青春時代を取り返すべく、自由意思で通っているだけなのではないでしょうか。

ノラの由来は家に帰れるものを野良と呼んだからです。仮想空間から取り残された彼女のことを皆はそう呼んだのです。でも、復活し美しい地球を取り戻したのだから

>だとするならば、今ノラと呼ばれるべきは、私でないのだと。

この一文に繋がるのではないでしょうか。

私は「30分で仕上げた」というところに引っ掛かるので、高評価はつけられません。
ですが、推敲を重ね不要な部分を削れば、現時点でも十分に掌編として良作になるのではないでしょうか。
28

pass
2021年05月05日(水)12時44分 あまくさ p0gWDiCn8k +30点
はじめまして。あまくさと申します。まだここを見ていらっしゃるかどうか分かりませんが、拝読しましたので感想を書かせていただきます。

SF的な詩情、というのでしょうか。設定から生まれる情景の鮮やかさが魅力的でした。広く無機質な地下の空間から、主人公が階段を上って地上に出るシーンです。自然の蘇りつつある世界の美しさと、そこに主人公たった一人しかいないという寂寥感が、巧みに描写されていたと思います。

他の方から指摘されているように一読したところでは設定がのみこみにくく、私も読み返してようやくだいたいの内容がつかめました。ほぼ全貌がつかめた時点でも、なおいくつか疑問点が残るのも確かでしょう。
しかしこの話は掌編で表現するには、このくらいが限界かなと。30分で書き上げられたとのことで、時間をかけて練れば工夫の余地はあるかと思いますが、本気でブラッシュアップを試みるならやはり長めの短編くらいの尺は必要になる気がします。
ただ、個人的な経験から言って、それで必ずしも良くなるとはかぎらないんですね。世界観が大きく込み入っている分、ストーリー・情景・設定説明のバランスを適切にとるのは、恐らくやや難易度が高めになりそうに思えます。
本作はその点、掌編の短さに助けられていると言えなくもないのでしょうが、私見としては掌編には掌編の書き方があり、こういう省略もごまかしとばかりは言えないのではないかと考えています。
作者様が意図されたところかどうか分かりませんが、本作の肝としては、SF的な詩情漂う情景の美しさをできるだけスパッと読者に伝えることに注力する方針で良いのではないかと。ですから、浮かんだイメージを短時間で書き上げた勢いが、わりとプラスに働いているのではないかと感じました。そこを辻褄合わせにこだわっていじってしまうと、良さが失われてしまう可能性があります。
完璧とは言えないかもしれないけれど、これはこれでいいんじゃないかと。

とは言え今後の参考になればと思い、私的に分かりにくかった点、疑問点を書いておきます。他の方のご意見と重なる部分が多いと思いますが、複数の人が同じことを感じたというのも重要な情報になると思うので。
あ、それと、前述のように1回読んだ段階ではかなり分かりにくかったので、読み直して全体がだいたいつかめた上で、なお残った疑問ということになります。

・この状況で、現実空間にたった一人で生きている主人公が、なぜ学校に通っているのか? (誰もいない学校で何をしているのか?)

この点は、いまだによく理解できていません。

・自然回復に要する期間、および主人公の年齢。

これは主人公と世界の時間経過が異なっているということですか? 時間加速的成長装置というワードなどから何となく想像はつくのですが、正直なところ他の方との感想のやりとりなども参考にしないと分かりにくかったです。
それと、時間加速というのが主人公の成長を加速させるという意味だとしたら、逆なんじゃないかと。それだと主人公が実際より早く年をとってしまいます。たぶん主人公の時間がタイムマシン的に早く進むという意味なのだろうとは思いますが。

・主人公がプロジェクトの観測者であることを本人に知らせなかった理由。

これは感想のやりとり以外に説明がなかったようで、やりとりを読んだ以降も釈然としない感じはしました。

ただ、繰り返しますが個人的な見解および好みとしては、こういう作品はさっと読んで何となく分かる程度で、そこから情景が浮かび上がれば良いとわりと思っている方ではあります。
それと、SF好きの読者は設定の斬新さやSF的センスオブワンダーを求めて作品を読むので、一般的なエンタメ作品の読者ほど分かりやすさにはこだわらない傾向があります。
34

pass
2021年04月28日(水)10時14分 えんがわ  +30点
なんというか。

確かに10枚では収まらない素材だと思います。

でも、味気ない朝食、星の見える渋谷のちょっと枯れかけているところ。
描写はけっこう好みです。

ただ、偶に解説パート。設定を説明するパートが、「ここは説明です」みたいに入って、流れが寸断されている気がします。

上手いこと描写に説明を混ぜて作る。

そういうのが必要なのかな……

でも、世間でいう綺麗な青春じゃなくて、こういう何かイヤんになっちゃうよね今、
とか思っているのが、やっぱり自分の青春とリンクして、
そういう主人公の心は好きです。

それを忘れなければ、きっと。花は咲くはず。チェリーブロッサム!
29

pass
2021年04月27日(火)22時04分 如月千怜 
金木犀さんへ

とりあえず私から一言。
余計な心配かもしれませんが、もう一度本投稿室の利用規約を読み返してくれませんか?
私から言いたいことはそれだけです。
それではさようなら。
35

pass
2021年04月27日(火)21時16分 金木犀 gGaqjBJ1LM -10点
どうも。再訪失礼します。


あの、誤解しないでいただきたいです。
僕は決して、

〇ただ、鍛錬室で小説を見てもらい、感想をもらう、鍛錬を行うということについては、一定の実力が無ければそれに値しないということは、わかりました。
→そんなことは言ってません。
 
 ただ、目的次第で、鍛錬室に投稿する必要もないかもしれないというのは、事実なんですよね。
 ここでいくら小説を書いて評価を受けようが決して先はありませんし、ただ承認欲求を得たいというのであればほかにいくらでも、例えばノベルアップなどの批判などない平和な場所に行けばいいというのは、まあ、ぜひ耳を傾けてほしいかな、と。

 鍛錬室だからこそ、率直な感想が飛び交えばいいなあ、と僕は個人的には思ってますが、それはあくまでも僕個人の意見ですから。

 もちろんただ辛口であればいいわけじゃないんですが、毒にも薬にもならないような感想っていうのも世の中にはありましてね、それを鍛錬室で書くのは、なんか違うなと僕は思います。飲めば痛みを伴うし。毒にもなるかもしれないけど。呑み込めば確実に実力が上がるような感想もあっていいんじゃないでしょうか。

〇そして感想を書くこともまたそれに相当することもわかりました。

→感想を書くことは自由です。ほんとそれをとがめるのは馬鹿らしい。何を書こうがほんと自由です。どんな的外れな感想であっても、またときには的外れに見えるような感想こそが大事だったりする、というのは僕も同感です。
 しかし。
 僕が今回言いたかったことは、それを前提にして、なお一歩踏み込んだ部分の話なんですよね。

 どんな感想を書くことも自由であり、咎める必要はない。

 とはいえ、評者自身も、切磋琢磨しあわなければいけないのではないか、という点です。

 作品にも、良し悪しがあるように、やはり批評にも、感想にも、良し悪しはあります。
 何を目的にしているのか、何を基準にしているのか。いろんな視点は必要ですが、今回の評点のつけ方は、僕は納得できなかったです。

 頻繁に感想を書かれる、このラケン屈指の感想人たち。朝行灯さんと、日暮れさん。僕も二人の感想はとても楽しみにしているし、まめに感想だけじゃなく作品も書かれる人たちですので、やはり影響力があると思うんです。その二人が書いた評点は、つまり、このラケンに来る人たちの目に留まる可能性が高い、ということでもあります。

 で、鍛錬室に来る人にも、実力の差があるんですよね。昨日今日書いたばっかりの、行き当たりばったりで書いている人もいれば、ある程度趣味で書いていて実力もそれなりの人と、一線を画した実力を持つ人と……。

 ま、それを、見抜くっていうのは、大変です。僕も見抜けるわけじゃないので、あれなんですが。やはり、せっかく実力のある人が投稿しても評価されないとなると、その人は投稿する甲斐がありません。また、実力のない人の作品に点数が高くつくと、見る目をまだ養っていない人が誤解をして、「何が良い作品なのか」わからない状態にもなるんです。
 それって、鍛錬室としては致命的で、つまり見本とすべき存在がわからず、誰の意見を参考にすればいいのかわからないという、まさに目も当てられないようなことになってしまうんですよね。
 なので、僕は今回、そこの部分をしっかり言えたらな、伝えられたらな、と思いました。
 すいません。これは藍色折紙さんには関係ない事情です。
 しかし上記のことは、今後の藍色折紙さんの鍛錬をする上でも大事なことでもあるので、ぜひ感想を書く際には踏まえていただきたいとも思います。




 と、あと。
 僕が今作ですばらしいと思った点を上げさせてください。

 ↓
 

 ■■■[] ■■■
 ■■■[Project_Nora] ■■■
 ■■■パスワードを入力してください ■■■
 ■■■[To My Beloved Daughter] ■■■
 ■■■解析……[26%] ■■■
 ■■■解析……[65%] ■■■
 ■■■解析……[91%] ■■■
 ■■■解析……[完了] ■■■
 ■■■閲覧者のアクセス権限を確認しました ■■■
 ■■■データ、ログ解除 ■■■
 ■■■作成者・プロジェクト全責任者・里山ナオト ■■■

 この部分の演出だけは、プロ級でしたよ。
 執筆ありがとうございました。

15

pass
2021年04月27日(火)19時42分 日暮れ  +10点
あんまり深く考えすぎることないと思いますけどね。
ここは言わば魂と魂のぶつかり合いみたいなどうしてもギスギスしちゃうところはあるけど、だからこそ少し肩の力を抜いて挑むくらいが案外とちょうどいいのかなと、個人的には思いますね。

私も短編の間で40枚くらいのを半日で書いて投稿して、まあ推敲が足りないわ誤字脱字が酷いわ内容が前半と後半で別物になっているわで、反省点の多い作品でしたけど、それなりに得られるものも多くありました。
短い時間でどれだけのクオリティの物が作れるか、という鍛錬の仕方もあっていいと思います。(低評価でも挫けない心も試されますが)

私、藍色折紙さんの作品って結構印象に残ってるものが多くて、実はまたここに戻ってきてくれて楽しみが増えそうだなと思っておりました。
このサイトで活動するかどうかは個々人の自由ですが、私はウェルカムですよ!

と、作品に関係ないコメントで失礼しました。
31

pass
2021年04月27日(火)17時21分 藍色折紙  作者レス
金木犀様

再訪ありがとうございます。また、感想やご意見を頂けたことに感謝いたします。
短編や長編への移行についての反対意見であることもまた、その通りの事だと思います。
掌編として物語ができていないようであれば、やはりその先へいくことは叶わないことなのでしょう。失敗が見えていると言っていただけること、客観的に見ていただいて改めて実感しています。

鍛錬室の意義については、私自身思うところはございませんし、あったとしてこの感想の場でしてしまうと本来の感想をいただき、見えていなかった点や指摘について学ぶべきことから外れてしまうとおもうので、申し訳ありませんが特に返しはありません。

ただ、鍛錬室で小説を見てもらい、感想をもらう、鍛錬を行うということについては、一定の実力が無ければそれに値しないということは、わかりました。
そして感想を書くこともまたそれに相当することもわかりました。
この場を置いてですが、また上げるという事を撤回させてください。
そして相応の実力が無ければ、この場にいることが叶わないということですので、この鍛錬室への投稿や感想は今後、やめようと思います。
客観的評価をまだどこかで得て、がんばっていきたいと思います。

金木犀様への返しの中ではございますが、
今まで読んでくださった方、ありがとうございました。
みなさまの今後のご活躍をお祈りしております。


pass
2021年04月27日(火)09時54分 金木犀 gGaqjBJ1LM -10点
こんにちは。返信あざっす。

こちらもそれに対してレスが遅くなったこと申し訳なく思ってます。
本当にすいませんでした。こういうのはレスポンスが大事だと思っているので、ほんますいません。

>父親が生きていることを認識していない。

→んと、この部分は全人類が眠りについたあと、ではなく、そもそも父親がいない、死んだと思っているということでしょうか。

なのに、

>父親は人類のプロジェクトにかかりっきりで娘に会いにいけません。

だと、またもや混乱しますね。なにかしらの事情があって自分が死んでいると娘に偽っている理由にはならない気がします。

まあ、物語が終わるようにもともと書く予定がなかった、とのことですから、そもそも、人に読ませるために必要な努力を最初からする気はなかったんじゃないかと思います。なので、当然といえば当然ですが設定もただの思いつきでいいですし、整合性なんてそもそも考えようとも思っていないのかもしれませんね。

なので、この作品を短編や長編にするのは、僕は反対です。
掌編でさえある程度面白く書けない作者が、短編や長編を書いたところで誰も読みませんからね。読む人は、付き合いで読む人くらいなもんでしょ。

掌編というのは、本来、ある程度物語を面白く書ける人の中で、掌編だからこそのクオリティで作品を書ける人が評価される場ではありますが、今のラケンではまずそんな人はいないので、ほとんど初心者専用掲示板になってます。

なので、まずはこの掌編から面白く書く工夫をしてみてください。

……しかし。ほんと不思議ですね。

ちゃんと時間をかけて培ってきた、実力のある作者の点数と、失礼ながら藍色折紙さんのようなそもそも書いたら満足というレベルの人が、評者によっては同じ点数をつけられてしまうんですね……。内容が面白いなら僕もそれでいいとは思いますが、今作は内容もないようなもんですからね。

僕だったらそんなことをする評者は信じませんが、現実として、ランキングにのったら面白いかつまらないかは置いておいて読まれるようになるように、このラケンもまた最初につけられた点数や、感想を多く書く人の点数が高くなるのも仕方ないのかもしれません。

……なら、鍛錬室の意義なんてないっすよね。ほんと、馬鹿らしくなるので、カクヨムとかに投稿したほうが良いと思います。実力のある人を見抜けない評者ばっかり集まってもしゃーないっすから。




11

pass
2021年04月25日(日)23時52分 藍色折紙  作者レス
朝行灯様
お読みいただきありがとうございます。

設定上においてはどうにかすべきという点は、皆様方から頂いた通りですね。
ファンタジーのように型がきっちりとあるというわけでもなく、世界観の基盤が複雑さのある物になったので、設定を書き上げるのにはそれなりの文章力、もしくは文字数制限を伸ばした短編か長編が適切であると感想をいただいて思いました。
疑問がかなり残ってしまう時点で詰めが甘いといわれてしまうのはやはり仕方ありませんね。
このあたりはいろいろと考えてみようかと思います。
とりあえずは、何を描きたいかをしっかりと書き出したうえで、舞台と流れを通して表現する方法を模索していきたいと思います。

あと、言い訳っていうかなんといいますか……
30ふんで書こうとしたわけではなく、書いたら30分だった感じでした、一応いったん休ませて見直してから上げたんですが、それでも甘々な文章なので完全に実力不足の私が出てますね。猛省しなくちゃいけないとこです。はい。やらかしですね……。

また何か書いたら上げようかと思いますので、読んでくださると幸いです。


pass
2021年04月25日(日)21時05分 藍色折紙  作者レス
金木犀様
お読みくださりありがとうございます。

ご質問よりお答えいたしますと、
主人公は、父親が生きていることを認識しておらず、父親は人類存亡のプロジェクトにかかりっきりで娘に会いにいけません。
ノラプロジェクトは発達しすぎた文明をリセットするもので、観測者を作り出すことに世間の混乱を生むとのことから、選別者の公開はしなかった、というものです。
故に、主人公は父親からどころか誰からも観測者(ノラ)であることを聞かされずに、Xデイを迎えて一人になるとうのが設定です。

自分のせいでいじめられていたノラの保護者として会いに行く父親、とのいうものを設定を言う書き方を通して書いてもたかったというものです。
正直このあたり、父親の心情がまるっと抜け落ちていたり、そういうことを伝える分が抜けていたりするのが失敗部分だったのだと思います。しかし、大失敗もいいとこですね、反省です。

いくつかご指摘がある、未完成で設定しかないというのはその通りだと思います。
物語が終わるようには元々書く気はありませんでしたし、設定という形でその奥にある部分を表現したかったから……といっても結局大事な部分総抜け落ちなんで、そういう感想は当たり前ですね。お見苦しい文章を申し訳ない……。

とにかく、色々な方に感想をもらい、どこが悪いのかは自分有に飲み込めた気がします。
このお返事もどこか的外れな部分があったりするかもしれませんが、一応の感想返しとさせてください。

読んで下さりありがとうございます。
また何か上げましたら読んでくださると幸いです。

pass
2021年04月25日(日)20時46分 藍色折紙  作者レス
如月千怜様
読んで下さりありがとうございます。

やはり私の実力不足というところなのでしょう。
構成力の問題もありますし、伝えたい意図がやはり伝わっていないというところが全てですね。
元々設定のような書き方の中に、父の想いを乗せたかったというのがコンセプトなので、隠し過ぎたというのが悪かったところだと思います。

あと覚えて下さっているとは思いませんでした。
こんな砂漠の中の砂粒ですが、またなにか上げましたら読んでくださると幸いです。

pass
2021年04月25日(日)18時12分 金木犀 gGaqjBJ1LM
こんにちは。
どうせなので、寄らせていただきました。


僕もほかの感想の方と同様、設定の部分で納得のいかないことが多く、読み終わったあとは「ん、どういう世界観なんやろ」ともやもやしてしまいました。

僕が一番気になったのは、なんで父親は自分の娘に「機械アレルギー」と伝えなかったのか、ですね。ノラがいなければ全人類が目覚めないというのであれば、そのことをちゃんと伝えるべきだと思います。そうすれば虐められることもなかったでしょうし。

この部分もしよかったら作者の考えを聞けたらな、と思います。よければ回答よろしくお願いします。

……あとこれは惜しいと思った部分なんですが、
今の構成だと前半の描写を、後半で説明するだけの話になっちゃっているように見えるんですね。

これがもし前半の日常パートで「謎」をちりばめ、後半で伏線を回収する説明をするという構成だったら素晴らしかったと思うんです。

形としてはそれに似ていたので、最初マイナスつけられていたときは「そんなにひどいのか」と首を傾げそうになったんですが。うん。読み進めると、あ、そっか。とごめんなさい。納得しちゃいました。
小説って結局作者が思考を重ね、研ぎ澄ませてできるものなので、どうしても作者の考えが出るものでもあるんですよね。どんなに否定しようが、作者の中の偏見というのは必ずでます。作品中に書かれたモノではなく、作者の考えが及んでいない部分など書かれていない部分が残酷なまでに出てしまうものなのです。

なので下手に隠そうとせず、なにを考えて書いたのか、回答することは今後の作者のためにもなると思います。

またそれが読者の偏見である場合もあると思います。作者の意図に気づけず、自身の読解が不足しているからでもあるときもあります。

例えば、なろう小説を読んだとき、「設定が中世じゃない」とか「小説に漫画的表現を持ち込むな」という意見があったりするかもしれません。ですがなろう読者を想定した場合、それはむしろ大事な部分になってきます。へたに本格ファンタジーを書くよりも、ナーロッパを書いた方が読まれますし、堅苦しく書くよりも漫画的表現を用いたほうが良いわけです。

逆に本格ファンタジーを書きたいのになろう小説のようなものを書いたらそれは想定読者が違うと言うものなんですね。

なので、まずは「どういう読者に何を読ませればいいのか」というのを把握することが大事なんです。

どうかめげず、どういう意図で書いたのか。この鍛錬室では、書いていただくと、読むほうも大変楽しいです。

それでは、執筆お疲れさまでした。




7

pass
2021年04月24日(土)19時28分 如月千怜 
どうもこんにちは。久しぶりです。
作品読ませていただきました。

……うーん、正直なことを言うと概ね田中一郎様の感想に同意ですね。
ただ設定自体はすごく興味深いので、これで中編以上の話を組めるなら挑戦してみてもいいと思います。
だからあえて点数評価はつけません。今後の活躍を期待しています。

31

pass
2021年04月24日(土)07時04分 藍色折紙  作者レス
日暮れ様
お読みいただきありがとうございます。

>読んでいて、設定の甘さが目立ちました。
そのあたりはやはり私の実力が足りていないということでしょう。
客観性に欠けていると自覚していたので、そのあたりをどう見られるか気にしてまして、実際にこう感想を頂けてたいへんありがたい思いです。
とはいえ、設定をただ乗せたかったという事でもないので、色々と意識して省いたものもあります。この辺りの調整は私の文章や設定の詰めが下手ということになるので、これも勉強していかねばと思いました。

私の実力不足により、変なことになったニ点の補足という名の蛇足。
■『ヴァンガード・オブ・プラネット』の実行期間→期間無し。自然の戻り具合による
  →それゆえに、計測機器の耐久年数を超えると予想。
■主人公=里山ヒナハ、機械アレルギーの彼女がなぜ視覚情報を上げられるのか
  →実は機械アレルギーではなかった。拒絶反応があるのは手術で意図的にそうなった。
  →なぜそうなったか、NoRaProjectの為。

あと、日暮れ様に山中の葉っぱたる私を覚えていただいたことは驚きとともに感謝しています。
またなにか上げることがありましたら、お読みくださると幸いです。

pass
2021年04月24日(土)05時38分 日暮れ  +10点
拝読しました。

妄想が捗りそうな夢のあるお話でした。
全人類を地中に眠らせ、自然を回復させる。この一大プロジェクトの計画から実行まで、世界各国で相当な反発があったのではないかと思われますが、丸っと描かれていないので、気にしてはいけない部分なのだと思いました。

機械アレルギーというのも面白い設定ですよね。金属アレルギーとかなら分かるんですが、機械ってなにがどうやって判断するのだろう、とか考えたら野暮ですかね。
照明のスイッチとかイヤホンとかもアウトなのかな。私たちの生活よりだいぶ未来を行ってそうな世界ですし、機械に触れずに生きるのかなり苦労しそうですね。いじめられたとあるけど、たしかにいじめの対象になりそうです。
しかし私の心配をよそに、主人公はどこか飄々としていて、逞しささえ感じました。

読んでいて、設定の甘さが目立ちました。
自然の時間加速的成長装置というパワーワード。これだけ文明が発達しているのに、植物の侵食に耐えられない計測機器。『ヴァンガード・オブ・プラネット』の実行期間も気になります。最低でも十年とか二十年以上はあると思いますが。その間の人類は地中で仮想空間にダイブし続けているのですが、肉体は大丈夫なのかな、と心配に思います。栄養はどうにかできても、筋肉や骨は衰えそう。

ラストの話の流れからして、主人公=里山ヒナハだと思うのですが、機械アレルギーの彼女はどうやって視覚情報をアップロードするのでしょうか?

と、色々書きましたが、細かい話は正直あんまり気にしていません。
出来れば短編でしっかりと作りこまれて生まれ変わった『ミライノノラ』を読んでみたいなと、御作を読んで思いました。
期待を込めつつ、執筆お疲れ様でした。
25

pass
2021年04月23日(金)06時28分 藍色折紙  作者レス
田中一郎様
お読みいただきありがとうございます。

ご指摘の通り、主人公における起承転結がないものでしたね。おっしゃる通りだと思います。
心情を描き、場面転換が少ないのでやはりこの辺りは工夫が必要なのだと思い知らされました。
物語内に仕組んだ部分もあるのですが、そのあたりももうちょっと露骨にしておかないといけないみたいですし、まだまだ精進が足りないなと実感いたしました。
また、何か出来ましたら上げたいとは思います。
また読んでくださると幸いです。
感想、ありがとうございました。

pass
2021年04月23日(金)00時47分 田中一郎  -20点
拝読しました。

うーん、これは小説風に書き起こして設定並べただけですね。
「長編の序章」未満のシロモノです。
いくら近未来SF風とはいえ何も起こってない日常見せられて、実はこういうことでしたと設定バレされたところで何を楽しめと?
掌編で読者が読みたいのは機械アレルギーの設定じゃないんですよ。ノラ・プロジェクトの詳細なんてどうでもいいんです。
主人公が何をしてどうなるか、そういう物語が読みたいのです。機械アレルギーやノラ・プロジェクトってのはその物語を彩る一要素に過ぎません。
レストランに食事しに行って席についた時に「当店で使用している食器の詳細でございます」って食器カタログ渡されても困るでしょう? 
そんなものいいからメニューよこせや、ですよ。
せっかく考えた設定を30分でポイ捨てするような無駄なことはやめて、ちゃんと時間かけて物語を仕上げるべきだと私は思いますけどね。
設定自体は興味深いものでしたので、掌編より文量に余裕がある短編以上で書いてみると良いかもしれません。
なにはともあれ、次作は疲れるぐらいの時間はかけて執筆してください。
28

pass
合計 7人 40点


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